にわかMTGプレイヤーがアリーナでシミックネクサスを使った感想
きっしょなんやこのデッキ
本題は4. シミックネクサスの使用なのでそこだけ読めばいいです。
- 1. MTG歴
- 2. ラヴニカの献身環境での対シミックネクサス
- 3. 灯争大戦の追加
- 4. シミックネクサスの使用
- 5.シミックネクサスにおけるカードの役割
- 6. 対策はあるのか?
- 7. これからのアリーナ
1. MTG歴
筆者のMTG歴はアリーナから。ラヴニカのギルド環境の時に初めてだいたい5ヶ月です。
TCG自体はいわゆる紙のものをいろいろやってたのでアドバンテージだとかデッキ圧縮だとかそういう概念はすでに理解した状態で初めてます。
灯争大戦追加までは主にエスパーコントロールを使ってBO3をプレイし、毎シーズンミシック90%で終えてました。テフェリーが強すぎてにわかでも勝てる。
さすがに上位を維持することはできなかった。
2. ラヴニカの献身環境での対シミックネクサス
ラヴニカの献身環境でもシミックネクサスはメタゲームの上位にいました。
荒野の再生/Wilderness Reclamation+運命のきずな/Nexus of Fateのコンボはシンプルかつ強力でずっと俺のターン!が実用的です。リッチの熟達/Lich's Mastery+栄光の好機/Chance for Gloryとは大違いですね。
ただまだ戦いようはありました。少なくとも自分がいるミシック下位(90%あたり)だと相手の勝ち筋はハイドロイド混成体/Hydroid Krasis1~2枚のことが多く、これを喪心/Cast Downなどで除去しきってしまえば相手は勝利するための手段を失い、投了してくれました。
サイド戦は漂流自我/Unmoored Egoで相手の運命のきずな/Nexus of Fateを抜くことができればかなり優位に立てました。正気泥棒/Thief of Sanityも効果的でしたね。その上で殺戮の暴君/Carnage Tyrant1枚に負けたりしましたがそれは相手のサイドプランがしっかりハマっただけのこと。
それにコンボの始動そのものは早くともどこかで運命のきずな/Nexus of Fateが手札に来ずターンが帰ってきて反撃のチャンスが残ったりもしました。アグロという明確な弱点もありましたからね。
3. 灯争大戦の追加
献身環境ではもっぱらエスパーコントロールを使っていたので灯争大戦で注目したカードもエスパーカラーのカードたちばかりでした。
エスパーコントロールがかなり強化されたし灯争大戦でもエスパーコントロールを使っていこうと考えていました。そしてシミックネクサスと何度か当たります。当然シミックネクサス側も灯争大戦のカードを使ってくるわけです。
強すぎる~~~~~~~
相手の1~2枚しかないフィニッシャー(ハイドロイド混成体など)を除去しきってしまえば勝てるというプランは伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesによって通用しなくなりました。除去してもまた回収されるので、相手のフィニッシャーを除去しつつタミヨウを4回打ち消す必要があります。しかもおまけでハンデスができない、無理。
テフェリーを打ち消しで守るというプランも爆発域/Blast Zoneの登場で難しくなりました。土地の起動型能力だから止められない。土地破壊か能力の打ち消しが必要になりますがあまりにもピンポイント対策で難しいです。エスパーコントロールが採用できる土地破壊は廃墟の地/Field of Ruinぐらいですが、色拘束の厳しいエスパーで無色土地はリスクがあります。それに破壊したところで伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesに回収されるとどうしようもありません。
サイド後の永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnetも非常に重いです。除去しても3ターン後にはまた帰ってくるし追放も意味がなく打ち消しかハンデスでしか対処できませんが、墓地に落ちたら伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesで回収。まさに永遠。
競技メタゲームチャレンジを主に白単アグロで挑戦しましたが、それですらシミックネクサスを詰め切る速度が足りませんでした。
4. シミックネクサスの使用
対策を探すにはまず自分で使ってみることが一番です。
Your Guide to Simic Nexus in War of the Spark: by Gerry Thompson and Bryan Gottlieb.
https://thegampodcast.com/2019/05/03/your-guide-to-simic-nexus-in-war-of-the-spark/
このデッキガイドに従ってシミックネクサスを試してみました。
強すぎる
コンボが安定しさらにコンボ始動までの時間を稼ぐこともできている。サイド後でもギミックとケフネトを同時に対処することが非常に困難。
遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin から 舞台照らし/Light Up the Stage2回絢爛してきた赤単や時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerと覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsを並べたエスパーコントロール相手にも勝ってしまいました。
負けた試合は本当に土地しか引かなかった時や遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kin2枚並べて4回舞台照らし/Light Up the Stage飛ばしてきた赤単くらいです。
ミラーは正直よくわかりません。たぶん先にアズカンタの探索/Search for Azcanta
+荒野の再生/Wilderness Reclamation+伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Talesと三種の神器揃った方が勝ってます。
はっきりときついなと感じた対面は時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerと
エリマキ神秘家/Frilled Mysticでこちらを止めた上でクロックを確保できるバントフラッシュでしょうか。
5.シミックネクサスにおけるカードの役割
メインギミック。荒野の再生による大量のマナとアズカンタ再利用で運命のきずなを連打して無限ターン。
デッキの潤滑剤。特にタミヨウは墓地のカードを回収できるのでデッキからも墓地からもカードを探すことができる。これでコンボパーツを集めやすくなった。
さらに+1能力のデッキを4枚削る能力がシミックネクサスにおいて非常に重要。詳しい説明は省くがシミックネクサスは荒野の再生+アズカンタ変身を揃えた上でデッキを残り12枚にすることで確実に無限ターンに入ることができる。荒野の再生2枚ならデッキ残り16枚、3枚なら残り20枚。変身前のアズカンタを置くことでさらに1枚デッキに猶予を持たせられるが処理が猥雑になるので避けたい。タミヨウはデッキを4枚削れるのでこの最終的な目標にぐっと近づく。
フィニッシャー。相手のブロッカーをバウンスしつつ1/1トークンを出せる。無限ターンに入れば20回殴るくらい余裕だしタミヨウで拾って使い回せばもうちょっと決着を早くできる。無神経な放逐自体はクリーチャーでないので追放されにくいのも利点。
除去。時を解すテフェリーあたりをどかしてコンボ始動できるように使う。
フォグ。時間を稼ぐカード。ビートダウンデッキに対しては実質運命のきずな。
サイドボード
正気泥棒対策。
サイドでネクサスに寄せて来た相手をケフネトで返す。いずれ相手の除去が息切れするのでそうなればケフネトでビートするプランもある。単純に4マナ飛行4/5のイカれたマナレシオが強い。緑の永遠神ロナスでも似たようは役割は果たせるとは思うけど、飛行の有無は大きい。なにより居座った時のアドバンテージがあるので相手に除去を強要できる。
PW対策。テフェリーやナーセットを打ち消したい。
6. 対策はあるのか?
漂流自我/Unmoored Egoや正気泥棒/Thief of Sanityが効果的ではあるけど、そう都合よく相手のコンボパーツすべてを抜けるわけではありません。それにこれだけでは永遠神ケフネト/God-Eternal Kefnetとの殴り合いに勝てません。
時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerは荒野の再生/Wilderness Reclamationが生み出すアドバンテージを消せるので効果的なカードです。爆発域/Blast Zoneで除去されるまでの間にライフを削りきれば勝てます。
いわゆるクロック・パーミッションデッキでならシミックネクサスに対抗できるように見えました。青単テンポ、バントフラッシュあたりですね。ただシミックネクサスには勝てても他のデッキに勝てるんでしょうか。
7. これからのアリーナ
BO3はシミックネクサス地獄になるでしょう、あるいはもうなってるかも。
自分は対策が思いつかなかったのでとりあえずミシック昇格までシミックネクサスを使い、あとは久々にBO1でもやろうかなと思います。